本日中に経営している工場の運転資金を調達したいのですが、銀行から即日融資は難しいと言われてしまいました。キャッシングで100万円の借り入れは可能でしょうか。
(⇒銀行でその日にお金を借りるのは難しい?)
即日融資可能ですが夕方までに申し込みましょう
キャッシングは、基本的に小口融資専門ですが、最大500万円までの融資が可能です。まずは銀行でも消費者金融と提携していることが多いので、キャッシング枠から申し込んでみましょう。最短で1時間の融資が可能な消費者金融もありますが、夕方以降に申し込みをすると審査が翌日以降に持ち越される事があるので、午前中の申し込みができれば確実です。
通常、キャッシングは無担保、無保証で借り入れができますが、運転資金など事業性があるものは、保証人が必要になる事があります。また銀行系よりも独立系の消費者金融の方が、審査は甘く短時間で済むので、便利ですが、金利が最大18%と高いので、事前に確認しておきましょう。
もし経営が赤字続きだったりすると、審査で落ちる可能性はあります。全国には200~300の消費者金融が存在するので、まずは電話などで相談してみましょう。消費者金融のホームページには、仮審査という簡単な借り入れ可能かどうかをチェックできるツールもあるので、便利です。
審査では決算書の内容、事業計画書などを重点的にチェックされます。即日融資希望でも、必要書類が多いので、事前に準備が必要になります。
運転資金としてのキャッシングと融資の違いについて
運転資金を融通する際にこれまでは銀行系の融資が利用されることが一般的でした。しかし、消費者金融が法的な制限と金融機関からの資本を受け入れて会社を生まれ変わらせていることもあり、運転資金として融通できるキャッシングサービスを初めてきています。融資とキャッシング・サービスの違いはいくつかあります。
1つ目は利用する方式です。融資の場合は一般的に決められた金額を一度に借りて、契約期間内で分割返済をします。それに対してキャッシング・サービスの場合は借入限度額が設定されて、その金額内であればいつでもいくらでも借りる事ができます。自由に必要な分を借りられることはとくに運転資金として利用したい企業にとっては有利な借り方です。
(⇒キャッシングという借り入れ方についてのQ&A)
2つ目は返済方式が違います。融資の場合は分割して返済を行っていきますが、キャッシング・サービスの場合は、翌月一括返済、分割返済、リボルビング払いと用途に合わせた返済方法を利用できます。特にリボルビング払いについては、一定額を支払ながら、余裕がある時に多めに返済することもでき、運転資金が足りないときには定額返済、運転資金に余裕がある時には一括返済してしまう事も可能です。また、融資と違い完済してしまっても、契約期間内であれば利用可能額まで何度でも借りられる事もメリットの一つです。
3つ目は契約更新が可能かどうかです。キャッシング・サービスは基本的に契約が何度でも更新されます。更新の際、収入面と借入状況、返済状況がチェックされますが契約更新されるのが一般的です。それに対して、契約が終われば更新が無いこともあり、事業を継続させる上で重要な事業資金の確保という観点からも各種ローンサービスの有効性は高いと考えられています。一つ懸念があるとすれば、返済方式によっては金利負担がとても大きいという点です。とくにリボルビング払いの場合は残債に対して金利が計算されることもあり注意が必要となります。