30代の主婦です。今度、キャッシングを利用しようと思っています。この頃、テレビで盛んに宣伝されています。以前から、仕事も収入もない主婦でも借りられるようです。でも、法律が変わって、借りるのが難しくなったとも聞いています。どれくらい難しくなったのでしょうか。お金が余分に必要なことは、どうしてもあります。できれば借りたいと思います。どんなところで借りられますか。
（⇒主婦の融資に制限を与えるルールとは）
主婦でも法律の範囲内でキャッシングできるところはあるわよ
確かに、法改正で主婦の人なんか、以前よりキャッシングが借りづらくなったようね。法改正というのは、貸金業法の改正よ。貸金業法は、貸金業者を規制する法律なの。貸金業者というのは、普通の消費者金融会社のことよ。以前に、資金の貸し過ぎや借りすぎが大問題になって、この貸金業法が改正されたの。どういう改正かというと、貸付額の制限よ。利用者の年収の三分の一を限度とすることになったの。総量規制と呼ばれているわね。それで、貸金業者は、利用者の収入証明書を確かめることになったのよ。
（⇒貸金業者ってどんなところ？）
となると、無職で無収入の主婦の人なんかは、元になる収入がないんだから、貸付ができなくなるわね。それで、これまで借りていたのに、借りられなくなった人も出たみたいよ。収入のある主婦でも、借入額が制限されてしまった訳ね。それじゃあ、無職で無収入の主婦の人は、どうすればいいのかしら。その方法は、いくつかあるわ。
その1つ目は、実は、クレジットカードを持っていたら、それを利用することよ。キャッシング機能のついたものがあれば、そのカードを使って、キャッシングできるわ。お買い物で使っているカードを有効利用できるわ。キャッシングの機能がついていなければ、クレジットの発行会社に相談してみてもいいわね。中には、収入証明が要らないこともあるそうよ。夫に内緒にしたい人には、都合がいいかもしれないわ。あとは、毎月少しずつ返すことになるわね。
その2つ目は、消費者金融会社に相談することね。夫の同意を得て、手続きをして、借り入れることよ。夫に内緒にしたいなら、これは難しいわね。夫に相談しても、夫は納得するかどうか分からないわ。借りた以上は、返さなくちゃならないわ。夫との話し合いで、色々な問題が出てくるかもしれないわね。
その3つ目は、消費者金融会社ではなくて、銀行を利用することよ。最近は、大手の銀行もカードローンなどで、消費者金融を始めているわ。法律上のことを言うと、銀行は銀行法で規制されているの。そのため、消費者金融会社と違って、貸金業法の規制は及ばないの。だから、貸付額の制限はないのよ。そのせいで、専業主婦でも、夫の収入の確認や同意の問題はあるけど、貸付は行うそうよ。
主婦がキャッシングを利用するための方法とは
キャッシングは、専用のカードがあれば、必要な時にすぐにＡＴＭやＣＤからお金を借りることができます。その他のメリットとしては、担保や保証人がなくても利用することができること、インターネットや自動契約機などから簡単に申し込みができること、返済もＡＴＭやＣＤからすることができること、などがあります。借りられる金額は利用限度額によって決められます。利用限度額以内であれば、何回でも利用することが可能です。借りられる最小金額はそれぞれで異なりますが、1万円単位のところが多く、千円単位で借りられるものなどもありますので、必要なだけ借りることが可能です。
キャッシングは無担保、保証人不要であるため、査定では利用する人の収入の状況などが重視されます。月々ある程度の収入があること、正社員など、安定した職業であることなどが査定でプラス要因となります。逆に、収入が少ない場合や、パート、アルバイトなどの場合には、査定のマイナス要因となることもあります。
主婦が利用する時には、パートで収入が少ないということが審査でネックになることが多くあります。審査に通ったとしても、収入が少ないために利用限度額が低く抑えられてしまうことも少なくありません。こう考えると、主婦はキャッシングを利用しにくいと考えられますが、主婦が、ある程度の利用限度額で利用できる方法もあります。それは、主婦や女性専用ローンなどを利用する方法です。
女性専用ローンなどでは、本人の収入だけでなく、配偶者の収入や職業などから利用限度額を設定することができるものがあるのです。そのようなところでは、自分の収入が無い専業主婦であっても利用することが可能となります。配偶者に確認の連絡が行くところといかないところがありますので、気になる場合には、あらかじめ調べておくとよいでしょう。
その他にも、自営業や学生でも利用できるものなど、いろいろなタイプのキャッシングがあるので、自分の条件にあったものを探すと審査にも通りやすくなります。
